健康経営とは
「健康経営(けんこうけいえい)とは、従業員の健康増進を重視し、健康管理を経営課題として捉え、その実践を図ることで従業員の健康の維持・増進と会社の生産性向上を目指す経営手法のこと。」(wikipedia)
「健康経営は、従業員の健康を経営課題の一つとしてとらえ、経営者による戦略的な健康づくり事業を通して、生産性の向上と従業員の健康の両立を目指す経営手法です。」(健康経営会議)
…要は、人材に重きをおいて「社員が元気に働く会社=いい会社」であるという考えのもと、社員の健康に投資をする経営方法です。
健康経営のはじまりはアメリカ
アメリカには日本のような公的な医療保険がありません。社員の医療費は企業に大きくのしかかり経営の根幹にかかわるものとして、ロバート・H・ローゼンが提唱し、1990年代より広がりました。株価において優良健康経営表彰企業は大企業の平均を上回る伸びを見せました。
優良健康経営表彰企業 |
S&P 500
Standard and Poor’s 500 Stock Index |
|
1999年 | 100 | 100 |
2013年 | 178 | 99 |
日本は人材不足から
日本では2009年頃から「健康経営」という名前で企業の取組みが始まってきました。医療費を下げたい厚生労働省と健康事業をすすめたい経済産業省が手を取りあうことによって、さまざまな取組みが社会にもずいぶん浸透してきています。認知度も半分を超えています。
健康経営によって得られる効果
社員が元気で働くということは、作業のミスや事故が少なくなります。企業イメージも上がるので、投資家が健康企業を株価の材料にします。採用力もあがります。
健康経営に取組む企業には、金利の優遇などのインセンティブも設けられています。
健康経営って何をするの?
スタートは健診受診100%を目指します。健診結果や健保のレセプトからデ社員の健康データを割り出したり、残業時間や離職率を数字化し、会社の健康課題を抽出します。目標を定め、それを達成するための取組みをします。労働安全衛生や働き方改革で取り組んでいる内容とほとんど変わりません。労働安全衛生委員会や健康保険組合と連携しながら、社員の健康づくりに取組んでください。
社員に健康を体験させる
よくある取組みとして、出張エクササイズで社員に運動をさせたり、血圧を図ったり睡眠についてのセミナーなどイベントを開催することがあります。社員ひとりひとりが健康に意識をする文化を根付かせます。
- 社員ひとりひとりが健康な状態を体験する
- 社員が健康な状態で仕事をする大事さに気づく
- 社員みずから健康に意識する
- 社内で健康文化が根付く
- 社員が元気な会社は、社員のパフォーマンスも高く、ミスや事故も減る
- 会社のイメージや価値が上がり、採用にも効果がでる
- 会社が社員の誇りとなる
健康の文化が根付くことで、いいリンクが生まれてくるのです。
健康経営に取組む企業が評価される制度
健康経営に取組む企業が評価されるために、国は「健康経営銘柄」「健康経営優良法人認定」の制度を設けています。
申請サポートいたします
「健康経営優良認定」取得経験のある専門家が、申請のサポートいたします。プランはこちらです。apbi.co.jp/plan02/
詳しいことをお聞きになりたい場合は、下記のお問い合わせフォームよりご連絡ください。